経口補水液(ORS)の作り方
突然嘔吐・下痢したけど、家に経口補水液(ORS)買ってなかった!でも、とても外出できる状態じゃないし、家には塩と砂糖くらいしかないよ……
そんな時は、家で自作しましょう(注意事項も読んでね)。
準備するもの
- 水 1リットル
- 砂糖 小さじ6
- 塩 小さじ1/2
作り方
- 材料を全部混ぜて溶かす。
ちょい足しアレンジ
- ポッカレモン(レモン汁)を大さじ2(小さじ6)加えると、クエン酸と、カリウムがほんの少し足せるよ。
- 味に好みがあると思うので、まずはポッカレモン大さじ1入れて、好みでもう1杯足してみてね。結構美味しくなるよ。
- 他のジュースをちょっと足してもいいけれど、入れすぎると吸収に丁度いい糖と塩のバランスが崩れるから注意!
注意事項
- あくまで、家に経口補水液がない時の緊急レシピとお考えください。
- カリウムが補充出来ないレシピなので、下痢が酷く食事もできない場合はお勧めしません。
- 作り間違えが多く(塩と砂糖を逆にしてしまうなど)、保存がきかないので、できるだけ市販の経口補水液を買う事をお勧めします。味も市販の物の方が圧倒的によいです……。
- 子どもに飲ませる場合など、作ったらまず大人が味見してください。甘みがなく、塩辛い液体の時は作り間違えています。飲ませると危険です。
(記事は下へ続きます)
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少し細かい解説
レシピはいろいろあるようなのですが、WHOが「ORSがない場合はこうやって作れ」と書かれているこのレシピを紹介しました。下痢の時には、便の中にカリウムが沢山出てしまうので、このレシピでは補充がききません。できれば、市販の経口補水液を買ったり、嘔吐が落ち着いていたら早めに食事を再開してください。
ナトリウムイオンとブドウ糖(グルコース)が1:1(molで)程度が吸収効率がよいのですが、砂糖でも消化されたらブドウ糖になるだろ、という発想と思います。その意味でも、あまりに下痢が酷い場合はお勧めできません。
小さじ1はWHOの元の文章はteaspoonで書いており、計算した範囲、すりきれ1杯でも軽く1杯でも大体70〜90mmol/L(スクロース換算、消化されて同量のグルコースになると仮定)とWHOの基準(ナトリウムと1:1で、111mmol/Lを越えない)を満たすので、とりあえず砂糖小さじ6杯入れてください。
WHOが推奨している値に近づけるためにはクエン酸とカリウムが必要なのですが、レモン汁を加えるとクエン酸を足せます。上のレシピでクエン酸は10mmol/L(WHO推奨値程度)、カリウムは1.5mEq/Lくらい。
(カリウムを十分量加えようと思うと、塩化カリウムが必要なので、今回のレシピでは紹介していません。)
WHOが紹介している正式なORSレシピも紹介しておきます。
- 無水結晶ブドウ糖 13.5g
- クエン酸三ナトリウム二水和物 2.9g
- 食塩 2.6g
- 塩化カリウム 1.5g
塩と砂糖を入れ間違えると、とんでもなく塩辛い液体になります。これを飲むのは危険なので(特に乳幼児は食塩中毒で死に至る可能性があります)、絶対に作ったら味を確かめてみてください。
CDCなどでは、作り間違え・保存が利かない・濃度が一定ではないなどの理由から市販されている経口補水液のストックを勧めています。少しでも構わないので、夏場の熱中症対策含めてストックする事をおすすめします。
市販の経口補水液については後日解説しますが、OS-1で問題ありません。乳幼児でOS-1を飲んでくれない時用にアクアライトORSもおすすめします(小さいので、赤ちゃんでも無駄になりにくいです)。
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大塚製薬工場
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和光堂
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参考文献
WHO | WHO position paper on Oral Rehydration Salts to reduce mortality from cholerahttp://www.who.int/cholera/technical/en/
WHO | Oral rehydration salts
http://www.who.int/maternal_child_adolescent/documents/fch_cah_06_1/en/
ポッカレモン100(120ml)|ポッカレモン | レモン | 商品カテゴリ一覧 | 商品・キャンペーン | ポッカサッポロフード&ビバレッジ
https://www.pokkasapporo-fb.jp/products/lemon/pokkalemon/GP71.html
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